4、心と同じ一個の依処を擁する:
舌識は、「味」を所縁として取り、舌根または舌浄色に依って、生起する。それに相応する所の7個の心所もまた、舌根に依って生起する。
心は、国王の様であり、心所は臣下の様である。
国王は唯一、一人であるが、臣下は、多くいても可である。
心はまた、車体として例える事ができる。
車体の目的は、前に進むことであるが故に、その作用もまた、前に進む事である。
しかし、車体だけあって、ハンドル、給油装置、タイヤ等々の部品がないのであれば、車は前に進む事ができない。
(4-5につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>