南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(4-6)(私家版)

実際、貪・瞋・痴、不貪・不瞋・不痴は、みな、心所である。

心所が貪と相応すると、即、貪心になる;

智慧と相応すると、智慧相応一心となる。

故に、心所は重要である。

というのも、心王の作用は、ただ目標を識知するだけであるが;

心所は、心をして、善または不善に、変化せしめる事が出来るが故に。

それはちょうど、染料が、水の色を変える事ができるのと、同じである。

(4-7につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>