Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(4-10)(私家版)

1、触(phassa)

触の特徴は、接触である。

作用は、衝撃。すなわち、目標をして心に衝撃せしめる事。

現起(現象)は、識。

依処と目標が集合して、(識が)生起する。

すなわち、六所縁が、六個の依処を衝撃する時、六識が生まれるのである。

故に、いわゆる触とは、六所縁、六依処と六心識の集合である、と言える。

(4-11につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>