翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(4-13)(私家版)
受には、三種類ある。
一番目は、楽受(sukha-vedana)で、喜ばしい所縁を体験する。
所縁は、あるものは喜ばしく、あるものは喜ばしくない。たとえば、あなたが甘いものを食べる時、甘い味が、舌根を衝撃するが、その時、あなたは喜ばしさを感じる。
反対に、あなたが苦味が嫌いでれば、苦味が舌根を衝撃する時、あなたは喜ばしくない所縁を体験する事になるが、これが苦受である。
すなわち、苦受とは、喜ばしくない事柄への体験を言う。
ある場面において、ある種の所縁は、特別強烈な特徴を持ち合わせておらず、これを中捨の所縁と言うが、あなたの舌が、この種の味を味わう時、「捨受」が生じて、中捨の所縁を体験する事になる。
(4-14につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>