Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(4-16)(私家版)

正定、正念及び智慧の訓練を受けた事のない心は、通常、六塵である所の、

「色、音(声)、香、味、触、法」が、

六根である所の、

「眼、耳、鼻、舌、身と意」

に衝撃して、生じる所の、一切の感受をば、常、楽、我、浄として、標してしまう。

すなわち、それらを、永恒であり、楽しいものであり、一個の、確固とした我が存在し、また、それらが、清浄であると、標記してしまうのである。

これらの事柄は、「あなた、私、彼・彼女」が、標記を行っているのではなく、想心所が、行っているのである。

(4-17につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>