南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(4-17)(私家版)

衆生の、この種(の考え方)は、「顛倒想」という。

そして、この事は、衆生に不断の苦を齎す。

仏陀は、一切の有為法は、みな、無常であると、言っている。

ひとたび、楽受が変化して、消えて見えなくなったならば、(衆生は)必ず痛苦を感じる。

というのも、あなたは、間違った物事の受け取り方をしており、かつそれに、執着しているからである。

痛苦を避ける為に、かならずや、顛倒想を修正しなければならない。

一切の感受は、無常・苦・無我であると、如実に視て、初めて、これらの楽受に、執着する事がなくなるのである。

(4-18につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>