衆生の、この種(の考え方)は、「顛倒想」という。
そして、この事は、衆生に不断の苦を齎す。
仏陀は、一切の有為法は、みな、無常であると、言っている。
ひとたび、楽受が変化して、消えて見えなくなったならば、(衆生は)必ず痛苦を感じる。
というのも、あなたは、間違った物事の受け取り方をしており、かつそれに、執着しているからである。
痛苦を避ける為に、かならずや、顛倒想を修正しなければならない。
一切の感受は、無常・苦・無我であると、如実に視て、初めて、これらの楽受に、執着する事がなくなるのである。
(4-18につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>
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