南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(4-23)(私家版)

思は、(人々が)業を造(ナ・・・以下同様)す際の、最も主要な要素である。

というのも、実践(された行動)が、善であるか、悪であるかは、思によって、決定されるが故に。

故に、仏陀は言う:

「比丘たちよ。

私は、思は業である、と言う。

その意欲によって、人々は、身・口・意を通して、業を造す。」

欲界においては、思が、最も顕著である;

出世間においては、慧が、最も顕著である;

それは心所であり、心ではない。

すなわち、道心の中において、一個の、智慧という心所があり、四聖諦を徹底的に、知る事ができるのである。

欲界心の中において、思は、業を累積する。

というのも、願望があるが故に、(人々は)業を造すからである。

願望がない時、業を造すことは、ない。

(4-24につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>