南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(4-25)(私家版)

Samavati は、一個の、非常によい例である。

彼女は、ある一世において、皇后であった。

ある日、彼女は、侍女と一緒に、川べりに遊びに行った。

その時、天候がとても寒くて、彼女は侍女に命じて、枯草を探してきて、火をつける様に言った。

侍女が枯草に火をつけた時、枯草の背後に、一人の、

チェータカ仏(辟支仏、以下同様)が座っているのに、

気が付いた。

彼は、ちょうど、滅尽定に入ったばかりであった。

以前に述べたが、チェータカ仏は、ひとたび、滅尽定に入ったならば、焼け死にさせられる事はない

(4-26につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>