南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(4-26)(私家版)

仏陀の時代になって、彼女は王妃として、転生した。

仏陀の、大勢いる優婆夷(女性在家信徒)の中において、彼女は、慈心禅第一であって、常に、一切の衆生に、慈心を散布していた。

当時、もう一人別の王妃がいて、彼女は、仏陀に対して、恨みの心を抱いていた。

そして、彼女は、敬虔な仏教徒である Samavati をも、共に、痛烈に恨んでいた。

彼女は、放火をして、かつ、それを、意外な事故であると偽装して、Samavati と、彼女の、500人の侍女全員を、焼け殺そうと、考えた。

500人の侍女とは、すなわち、過去世において、彼女と一緒に、ペェーチェカ仏を、放火によって焼き殺した人々である。

(4-27につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>