この一世において、Samavati は、常に慈心を散布する人間ではあったが、しかし、過去において造した、故意に他人を焼き殺すという悪業によって、最後には、(もう一人の王妃によって)焼き殺されたのである。
彼女は、焼き殺される前、すでにサターガミ道果を証悟していた。
思を伴う願望は、業を造す。
もし、不注意で、二匹の蟻を踏み殺したならば、それは業を造したことには、ならない。
というのも、その時あなたには、それらを殺そう、という願望がなかったが故に。
しかし、あなたが、故意に、蟻をば、力を込めて踏み殺したならば、業を造した事になる。
業を造したかどうかの判断は、ただ、あなたが、善い事または悪事をなす時、その(心の)内に、願望があるか、または、己自ら、進んで実践したかどうか、にかかっている。
(4-30につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>