Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-34)(私家版)

作意とは、あなたの心を、授業の音声(先生の声)に向けさせる作用である。

もし、あなたに作意がないならば、私の音声は、あなたの耳根において、明確に顕現する事がない。

たとえば、私が、今、「パン!」という音を出したならば、あなたには、必ず聞こえる。

というのも、あなたの心流の中において、作意と呼ばれる心所があって、あなたの心をば、「パン!」という、この目標に、向かわせるからである。

これが、作意である。

(3-35につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>