Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(4-37)(私家版)

「受」は、味の喜ばしいか、または、喜ばしくないかの処を体験し、喜ばしさを体験した場合、楽受が生起する;

喜ばしくないさまを体験した場合、苦受が生起する。

故に、「受」の作用とは、すなわち、所縁の味を体験する事にある。

「想」は、標識する事であり、すなわち、味は、非常によいか、普通であるか、永恒であるか、楽であるか、または酸っぱいか、苦いかについて、標識するのである。

「一境性」は、触、受、想、思、一境性、名法命根、作意などの、七個の相応名法を、統合して、味に集中せしめるのを言う。

(4-38につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>