有学聖者が、資具を受用する、その形式は、嗣受用(dāyajjaparibhoga)と言う。
有学(sekkha)とは、通常、
入流聖者(sotāpanna)、
一来聖者(sakadāgāmi)、
不来聖者(anāgāmi)
を指すが、この三種類の聖者は、尚、引き続き、修習と学びを継続しなければならないが故に、有学聖者、と呼ぶ。
有学聖者は、すでに如来の子になっているが故に、その子嗣は、父親の財産を嗣ぐ事ができる。
教法に従って得た物品は、仏陀に属するが、有学聖者は、すでに、如来の子嗣の位に至っているが故に、資具に対する、所有権を享受する事ができる。
(彼らは)己自身が獲得した資具を、如法に善用する事ができる。
(15-12につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>