南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(16-4)(私家版)

多くの人々は、パーリ語省察・思考する。

パーリ語を掌握しており、また、熟練している人が、それを誦じる時、もし、己自身の母語を使用するのと同じくらい、徹底的にパーリ語の意味を理解する事ができるのであるならば、この人は、パーリ語省察・思考する事は可能である;

パーリ語に熟練しない人、また、それを誦する時、そのパーリ語の意味を理解できない人には、良好な省察・思考の効果を得る事はできない。

この様な人は、自身の母語で、省察・思考するべきである;

パーリ語の能力に欠けている者は、母語省察・思考するのが良い。

(16-5につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>