南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(16-29)(私家版)

以下の方法によって、坐臥処を元素(界)として省察・思考するべきである:

”ちょうど、一個の泥でできた置物が、己自身、部屋の中にいるのを、知らない様に、心識によって駆動されている身体もまた、己自身が坐臥処に入った事、寝具の上に横たわったこと、坐臥処内部にいること、坐臥処で、寝たり、座ったりしている事をしらない。

同様に、坐臥処もまた、身体が、己自身の内部に存在していることを知らない。身体と、坐臥処、相互に無関係であり、それらは、みな、諸界によって構成されているが故に、人、我は存在しない”

(16-30につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>