1、痴(moha)
特徴は、心の盲目または無知。
作用は、目標の真実性に対して、覆い隠すまたは、徹底的に知る事ができない事。
目的の真実性とは、無常・苦・無我である。
痴とは、無常・苦・無我の本質を覆い隠し、蓋をして、あなたの目をふさぐものである。
痴と無明は、同じ意味である。
現起(現象)は、正見のない事、または心が、混沌として暗い事。
痴が生じる時、光明は消える。
近因は、不如理作意である。
痴は、一切の不善法の根源である。
(4-53につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>