南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(4-52)(私家版)

1、痴(moha) 

特徴は、心の盲目または無知。

作用は、目標の真実性に対して、覆い隠すまたは、徹底的に知る事ができない事。

目的の真実性とは、無常・苦・無我である。

痴とは、無常・苦・無我の本質を覆い隠し、蓋をして、あなたの目をふさぐものである。

痴と無明は、同じ意味である。

現起(現象)は、正見のない事、または心が、混沌として暗い事。

痴が生じる時、光明は消える。

近因は、不如理作意である。

痴は、一切の不善法の根源である。

(4-53につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>