2、無慙(ahirika)
無明または、痴が生起する時、(心は)必ず、無慙に至る。
羞恥心のないことを無慙といい、特徴は、身体による悪行を厭わない事、または言語による悪行を厭わない事。
たとえば、豚は、糞便、泥濘の中で、のた打ち回るのが好きであるが、というのも、彼らは、これらの臭いものを厭わないが故、である。
同様に、無慙は、身体、言語における悪行を厭わない事を言う。
作用は、恥じなく、悪をなす。
現起(現象)は、悪を造す事を避けない事。
(4-54につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>