南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(4-53)(私家版)

2、無慙(ahirika)

無明または、痴が生起する時、(心は)必ず、無慙に至る。

羞恥心のないことを無慙といい、特徴は、身体による悪行を厭わない事、または言語による悪行を厭わない事。

たとえば、豚は、糞便、泥濘の中で、のた打ち回るのが好きであるが、というのも、彼らは、これらの臭いものを厭わないが故、である。

同様に、無慙は、身体、言語における悪行を厭わない事を言う。

作用は、恥じなく、悪をなす。

現起(現象)は、悪を造す事を避けない事。

(4-54につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>