7、慢(māna)
特徴は、傲慢。
作用は、自賛。
現起(現象)は、虚栄。
この慢は、発狂した人の様で、根源は、貪から来ている。
己が、他人より優越していると思うか、または同等であるかと思うか、または他人より劣っていると思う。
これらは、皆、我慢(我あり、という感覚から生じる傲慢心、慢心)という心を生む。
己が他人より劣っていると思う時、如何にして我慢は生まれるのか?
たとえば、ある貧乏人が、お金持ちを見て、
「私は彼に依存なんか、していないぞ!
彼など、別に大したことはない!
私は自分の力でお金を稼ぐのだ!」と思う。
これを我慢(慢心、傲慢心)という。
(6-65につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>