南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(7-10)(私家版)

正念の近因は、強くて力のある想または四念処である。

それはすなわち、身念処、受念処、心念処、法念処である。

安般念は「身念処」である(身=呼吸);

楽受、苦受、不苦不楽受を観ずるのを「受念処」という。心の貪欲、瞋恚、痴を観ずるのは「心念処」である。

五塵が五根を衝撃する事によって、生起する煩悩を観ずるか、または五蓋を観ずるのは、「法念処」である。

(7-11につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>