南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(7-13)(私家版)

身口意の悪行に対して、嫌悪を感じる事は、慙の特徴である。

慙の作用は、悪をなさない事。嫌悪するが故に、悪をなさない。現起(現象)は、諸々の悪を避ける事。

ちょうど、雄鶏の尾が、火の前ではちぢこまってしまう様に、(慙の心は)悪の前ではちぢこまってしまう。

近因は、己自身への尊重。

たとえば、己自身の出生を考慮する:

「私の生まれは高貴である。故に、町で悪態をつく女性の様に、あの様には、人を侮ったりしない。」と。

己自身を大切にするが故に、口から悪語を吐かない。

(7-14につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>