翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(7-13)(私家版)
身口意の悪行に対して、嫌悪を感じる事は、慙の特徴である。
慙の作用は、悪をなさない事。嫌悪するが故に、悪をなさない。現起(現象)は、諸々の悪を避ける事。
ちょうど、雄鶏の尾が、火の前ではちぢこまってしまう様に、(慙の心は)悪の前ではちぢこまってしまう。
近因は、己自身への尊重。
たとえば、己自身の出生を考慮する:
「私の生まれは高貴である。故に、町で悪態をつく女性の様に、あの様には、人を侮ったりしない。」と。
己自身を大切にするが故に、口から悪語を吐かない。
(7-14につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>