南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(7-15)(私家版)

4、愧(ottappa)

特徴は、悪行によって齎される果報に対して、恐れを感じる事。たとえば、自分で自分を責める、他人による譴責、社会的譴責、法律上の罰則、残された後に(後々に影響する所の)業:今生の業、来世の業、無尽業。

これらの、悪行が齎す果報を、恐れる事。

故に、愧の作用は、悪をなす事を恐れる事。二度と悪行をなさない事。現起(現象)は諸々の悪を避ける事。

近因は、他人を尊重する事。

(7-16につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>