南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(7-17)(私家版)

仏陀は、慙と愧は、世間的な(一般的な世の中の)護法である、という。

仏陀は《増支経・行為経》の中において以下の様に言う:

「比丘たちよ。二種類の法があって、それが世間を保護している。

どの様な二種類であるか?

慙と愧である。

比丘たちよ。

もし、この二種類の法が無く、それでもって、世間を保護することができないのであれば、それはすなわち、これは母親、母親の姉妹、叔父の妻子、師長及び師長の妻であることが分からないという事であり、その為に、世間は混乱する。

それはちょうど、羊、鶏、豚、犬、狼と同じ様である。

慙と愧がないのであるならば、父と娘の逆倫、兄と妹の逆倫などの類の事柄が生じる。

(7-18につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>