仏陀は、慙と愧は、世間的な(一般的な世の中の)護法である、という。
仏陀は《増支経・行為経》の中において以下の様に言う:
「比丘たちよ。二種類の法があって、それが世間を保護している。
どの様な二種類であるか?
慙と愧である。
比丘たちよ。
もし、この二種類の法が無く、それでもって、世間を保護することができないのであれば、それはすなわち、これは母親、母親の姉妹、叔父の妻子、師長及び師長の妻であることが分からないという事であり、その為に、世間は混乱する。
それはちょうど、羊、鶏、豚、犬、狼と同じ様である。
慙と愧がないのであるならば、父と娘の逆倫、兄と妹の逆倫などの類の事柄が生じる。
(7-18につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>