故に、仏陀は「慙と愧」は世間的な護法である、と言う。この二者がなければ、世間は混乱の向かってしまう。
人類は、慙愧があるが故に、狼や犬の様に、性的な関係性の紊乱を齎す事がない。
ただ、今日の世情下、時代が変化している中において、我々出家者が、仏法を宣揚する任務を携えて(活動するのは)、世間を護るためである。
みなが因果を理解して、悪行に対して恐れを感じるならば、それは回避される事になる。
結果、我々は無形の内に、世界の平和を維持、保護し、人々に幸福を齎している。
持戒者は他人を傷つけないだけでなく、他者に安全をも提供する。
故に、持戒(の実践は)非常に重要である。
人として、父母とそて、あなたの子供に、戒律を護る様に諭しなさい。
己自身の幸福に思いを致す事は、すなわち、他人に安全を提供する事でもあり、それは最終的には、国家の為、社会の為、世界の為、平和な環境を作りだす事ができるのである。
(7-19につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>