南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダルマ>(7ー39)(私家版)

悲の特徴は、他人の苦痛を取り払ってやりたい、という欲望である。例えば、友人の子供が、事故に遭って死亡したとする。彼は非常に辛くて、あなたの所へ来て、悲しみを訴える。あなたは、悲心が生じて、彼の苦痛を取り払ってやりたい、と思い、彼に対して、仏法を解説した。<これは子供自身の業なのです。彼は呼ばれなくてもやって来て、お願いせずとも、去って行った。彼の破壊業が熟したのが原因なのですから、あなたは悲しまなくてもよいのです>。(緬甸パオ森林僧院ヤンゴン分院所属Pannyaーadhika サヤレー/般若精舎)