「喜」の特徴は、他人の成功に随喜すること、である。 作用は、他人の成功に対して嫉妬しないこと。 現起(現象)は、嫌悪の除去。 近因は、他人の成功を目の当たりにすること。 各種の善業の中において、随喜は一番実践しやすい。他人が善業を実践するのを見て、「Saadhu!Saadhu!Saadhu!(善哉!)」と随喜するだけで、あなたは、一分の功徳を得る事が出来る。その時、一銭のお金も使わないで、ただ真心から随喜できれば、それでよい。ただし、多くの人々にとって随喜は簡単ではない様だ。というのも、心流の中における嫉妬心が、未だ取り除かれていないが故に、他人が善を行うのを見ても、歓喜する事が出来ないで、却って嫉妬してしまうのである。 文責:Pannyaーadhika Sayalay(緬甸PaAuk森林僧院ヤンゴン分院所属/般若精舎)