Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(8ー2)(私家版)

出世間心の中において、慧心所は最も顕著であり、また、最も重要なものである。    智慧の作用は、(心に)智慧の光を付与する事であり、結果、心をして、目標がより鮮明になる。その光の光る様は、まるで(心の認識の対象である所の)目標を照らすランプの様である。                 例えば、身体は、千々万々の色聚で出来ているが、しかし、我々の心は無明によって覆い隠されており、(その結果、心に)智慧の光がないが故に、それが見えないでいる。