Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

1950年代の神戸の華僑

私が庵を結ぶ 般若精舎 には、結構、多くの生活用品があります(僧侶としては些か恥ずかしい位)。                  関東にいた時に使っていた物や、こちら(九州)に越して来てから買った品物、出家してから後、「サヤレーのご不便のない様に」と言って、他所様からお布施して頂いた色々な品物……                  私もはや齢70代ですから、断捨離を決意して、今はまず、衣類から処分しています。                  さて、そんな時に、本棚から出てきたのが、上の写真。                 父が、神戸の山本通りにあった家を売って、新しく買った花隈の家に引っ越す時に、私が貰い受けて来たものです。    写真には、台湾から神戸に移住してきた祖母と父。父を追いかける様に神戸にやって来た母、神戸で生まれた5人の子どもたちが写っています(彼らが移住した時代、台湾人は日本国籍保有していましたが、第二次世界大戦終了した後、私が物心ついた頃には、国籍は全員中華民国となっていました。)                   この中で存命の者は、着物を着て写っている長女、次女、お人形を抱いて母に抱っこされいる三女だけになりました。       どの子が未来のサヤレーかは、皆様のご想像にお任せします…笑。         歴史的資料としても貴重なものと思われますので、この写真は、高知在住の写真家の次男に託そうと思います。                 Pannyaーadhika Saylay/般若精舎。