Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

【死は存在しない】(田坂広志著)感想前編

法友に勧められて、田坂広志著【死は存在しない】                  を読んでいます(以下は途中まで読んでの感想)。。。                                     大乗仏教でいう〈極楽浄土〉、キリスト教の<天国>などは、量子科学で言う〘ゼロ・ポイント・フィールド〙の事ではないか? という、新しい知見による仮説・問題提起です。                    内容的に納得する部分もあれば、よく分からない部分もあります。          極楽浄土(真我も)がゼロ・ポイント・フィールドなら、アビダンマで言う33天や、時空を超えると言われる涅槃はどの様に記述されるのか?とか、、、             パオ式瞑想では、心は心臓で生成され、かつ禅定に入れば、それ(心の無常・無我)を観察する事も出来る……と言いますが、田坂先生は、学術研究や学生の指導にお忙しいですから、そこまでの瞑想はしていない様です……                 パオ式瞑想に人生を賭けるのは、なかなかの冒険ですから(修行内容が大変に厳しいですし、成功するとも限らないので)、先生がこれを実践していないのは、当然のことです……批判している訳ではありません。                 とまれ、仏教の智慧・思想を、量子物理学の知見で説明して貰えるのは、大変に有り難いです。                    今後、量子物理学の研究が更に進んで、仏教のブラック・ボックス的な部分(瞑想体験がない人には非常に分かりにくい経典上の表記等)が、少しでも平易に解説されるなら、喜ばしい事だと思います。                   後半読み終えた感想は、また。        Pannyaーadhika Sayalay