南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(18ー4)(私家版)

1.「正念」とは苦の生起を知る事である。「正念」とは覚知の事であり、生起した所の身、受、心、法を覚知するのである。。。                  もし、苦受の生起を知らないのであるならば、当然、苦受の消失も知る事が出来ない。というのも受とは、刹那に生じ、刹那に滅するのであるが故に。。。         《アビダンマ論》を学ぶのは、日常生活または禅の修行に活用する為である。     仏教を学ぶ事は、書物を暗記する事ではなく、日常生活の中において溶け込ませ、応用するためである。              そうして初めて、法の喜びを感じる事ができる。