Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(20ー1)(私家版)133/360

✦因の概要✦                ■因の分析               <因の概要>において、因(または根)は6個ある。即ち:貪、瞋、痴、無貪、無瞋、無痴である。以前にすでに説明したが、;「因とは、それと相応するところの心と心所を堅固と成した心所」のことである。有因の心は、樹木の様に安定してかつ堅固である。無因の心は、苔の様に弱々しく不安定である。