南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(40-10)(私家版)

【坐臥処の義務】            寺院、坐臥処に居住する場合、寺院の各種の物品をよく保持しなければならない。。。                 寺院を清掃しなければならない。。。   すべての小便槽と痰壺を含む(物品を)清掃する。園林を清掃し、ゴミを捨て、斎堂・仏塔・菩提樹の周囲と仏堂を清掃し、又それらが、いつも清潔である様に維持しなければならない。。。。            飲料水とその他の水を準備する。。。   もし、埃を伴った風が、一つの方向から吹いて来るならば、その方向の窓を閉める。窓を開けるタイミングを図る。長時間窓を開けたままにしてはならない。この様にすれば寺院(器具)の損壊が起きるが故に。。。                  もし、上座と共に住んでいるならば、話す時、読経、大声での読書、点灯、消灯、窓の開け閉め等、皆、上座の許可を得る事。常に上座に許可を求めるのが困難である場合、上座は、下座が己の判断で行動するのを許してもよい。。。         この様な場合は、下座が許可を経ないで行動しても、過失ではない。しかし、下座の行動が、上座に不工合を齎す事があってはならない。この場合は下座の責任となる。経行する時、下座は上座の衣の角に触れてはならない。。。