★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(49-4)(私家版)
禅の修行をしない事は、比丘が堕落する一番大きな要因である。禅の修行がある為に、現在の法に楽住するのであるが故に。ある人は生まれながらに不幸であるが、禅の修行の後に(人生が)楽しくなってくる。と言うのも、禅の修行は貪欲等の煩悩を減少させ、煩悩が齎す潜在的な弊害を避ける事が出来る様になるが故に。。……………………………… 自信に欠ける比丘は、在家者の富裕の様や遠くまで届く名声を羨み、在家者に従う。たとえ行動で表してはいないにしても、内心では、在家者に礼拝する。。……………………………… 禅の修行は己への自信を育成する事が出来る。比丘は一国の君主に対しても頭を上げて胸を張る事が出来る。禅の修行は、他人を指導する能力を高める事が出来る。何らの努力なしに、袈裟等の資具を得る事が出来る。智慧を磨き、物事を正確に深く理解する事が出来る様になる。上に述べた禅修行の利益を実現する為に、我々は、系統的に禅修行を實踐しなければならない。ただ浅くいくつかの(業処)を学び、念誦をもって禅修行に代えるならば、如何なる殊勝な利益も齎す事はないのである。。…………………… ★願以此功徳、早日証得涅槃楽!