【四護衛禅】仏随念、慈心、不浄、死随念(注1)は、四種の禅の修行の業処である。僧人は、それらの重要性を軽視してはならない。全体を俯瞰して、毎日この四種の業処を一、二回修習すれば、信心(仏法への確信)を高め、輪廻への厭いが生起する為、禅修行へのモチベーションを高める事が出来る。この四種の修習は僧人にとっても、一種、保護の役割を果たす。故に、それらは“四護衛禅“とも呼ばれる。この四種の業処を思惟するのに便利である様に、早期の導師たちは、一系列の偈頌を編纂したが、これは “四護衛禅“ 修習の補助とする事が出来る。スリランカの僧たちは、非常に早くから、これらの偈頌を学んで、四護衛禅を修習する時に活用している。これらの偈頌は、禅修行の基礎としても活用する事が出来るが、念誦者は、偈頌の大意を把握しておかねばならない。その様にして初めて、真実の支援、利益を得る事が出来る。その含意は以下の通りである………………。 ★願以此功徳、早日証得涅槃楽!