南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

『智慧の光』(4-1)<K氏依頼分>

【原稿P10】……………………………………………………【四、已に生じた悪法は速やかに滅し去らし寂止せしめる】……………………………………………………(uppannuppane ca pāpake akusala dhamme ñhānaso antaradhāpeti vāpasameti.ママ)…………………………………………             入出息念は、一つ一つの、生起した悪法をすぐに滅し去らす事が出来る。仏陀は《相応部・大品》の中において、一つの比喩を述べている:Seyyathāpi, bhikkhave, gimhāna@pacchime māse āhata@rajojalla@, tamena@mahā akālamegho ñhānaso antaradhāpeti vāpasameti.ーー“  ………………………………………………………………夏の終わりの月の様に、太陽の熱と風が原因で、塵灰が満天の空を舞う。急に、時ならぬ大雨が降れば、塵灰は即刻消失する。“    ……………………………………………………この様に、もし、入出息念を修習するならば、即ち、静寂で殊勝で、不染で、楽に住み、已に生じた不善悪法は、速やかに滅し去り、寂止するのである。。。。