『智慧の光』(6-3/4)<K氏依頼分>
(原稿P14)この時、もしあなたがすでに、白遍の第四禅の五自在に熟練しているならば、あなたは簡単に慈心ジャーナ(mettā jhāna) を証得して、慈心を成就する事が出来る。これは、白遍の第四禅の親依止力(upanissaya satti 近依止力)が慈心の効果を高めるが故である。と言うのも、異なるジャーナは、親依止力を通して相互に支援し合う事ができるが故に。その為、あなたは再度白遍第四禅に入り、禅定の光が明るく輝く様になったなら、以下に述べる四種の意念で以て、己自身の慈愛を育成するのがよい:Aha@avero homi, abyāpajjo homi, anāgho homi, sukhā attāna@pariharami.………………………………………… “(一)私に仇敵のない様に願う。…………………… (二)私に内心の痛苦がない様に願う。 (三)私の身体に痛苦がない様に願う。 (四)私は自己を大切に尊重して愉快に過ごせる様に願う。“たとえ100年修行しようとも、あなたはやはり己自身を対象にして慈心ジャーナに到達目標する事はできない。それなのに、なぜ、一番最初は、己自身に対して、慈心の修行をするのであるか?この修行は、近行定又は安止定に到達する為のものではない。それは、己自身に対する慈愛を育成した後、あなたは己を基礎に他人を思いやる事が出来る様になるからである。まさに、あなた自身が、安楽を得たいと思い、苦を受けたくないと思い、長寿でありたいと願い、死ぬことを願わない様に、その他の一切の衆生も又、安楽でいたいと思い、苦を受けたくないと思い、長寿でありたいと願い、死ぬ事を願わないのである。この様にして、あなたの心は柔軟になり、優しく善良になり、寛容で他人への思いやりのある様になる。そうなれば、あなたは他人のへの慈愛を育成する事を開始する事が出来る。。……………………………… ★願以此功徳、早日証得涅槃落札!