二、仏随念 慈心の修行に成功した後、あなたは容易に仏随念の修行に転換する事が出来る。再度、白遍によって、第四禅の定力を育成し、光が明るいものに変化した時、それをば、敬意を策励する事のできる仏像に向けて照らす。これは、慈心の修行をしている時に、あなたが慈愛を散布しようとする者に光を向けるのと同じである。仏像の映像を、あなたから六から9尺(尺=1市尺=33センチ。以下同様。)程離れた所に出現させる。即ち、余り遠くでもなく、近くでもない所である。先に、それを真実の仏陀だと見做して修習する。もし、あなたが最近の過去世において、仏陀に会った事が有るならば、仏陀の容貌が浮かび上がるであろう。もし、浮かび上がれば、それを目標にする事ができる。。………………………………………… なぜ、仏随念の修行の始まりにおいて、仏陀の像を目標として取る必要があるのか?《旌旗頂経》(Dha jagga Sutta)において、仏陀は以下の様に言う:“厄難に遭遇した時、私(だけママ)を想い起こすべきである。そして以下の様に憶念すべきである:世尊は確かに阿羅漢であり、正等覚者、明行足、善逝、世間解、無上調御者、天人師、仏陀、世尊である、と“。(Mameva tasmi@ sanaye anussareyathã:Iti‘pi so bhagavã araha@sammãsambuddho vijjaーcarana sampanno sugato lokavidã anuttaro purisadammasārathā atthā devamanussāna @buddho bhagava‘ti ママ)…………………………