南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

『智慧の光』(10-1/2)<K氏依頼分>

二、仏随念  慈心の修行に成功した後、あなたは容易に仏随念の修行に転換する事が出来る。再度、白遍によって、第四禅の定力を育成し、光が明るいものに変化した時、それをば、敬意を策励する事のできる仏像に向けて照らす。これは、慈心の修行をしている時に、あなたが慈愛を散布しようとする者に光を向けるのと同じである。仏像の映像を、あなたから六から9尺(尺=1市尺=33センチ。以下同様。)程離れた所に出現させる。即ち、余り遠くでもなく、近くでもない所である。先に、それを真実の仏陀だと見做して修習する。もし、あなたが最近の過去世において、仏陀に会った事が有るならば、仏陀の容貌が浮かび上がるであろう。もし、浮かび上がれば、それを目標にする事ができる。。…………………………………………      なぜ、仏随念の修行の始まりにおいて、仏陀の像を目標として取る必要があるのか?《旌旗頂経》(Dha jagga Sutta)において、仏陀は以下の様に言う:“厄難に遭遇した時、私(だけママ)を想い起こすべきである。そして以下の様に憶念すべきである:世尊は確かに阿羅漢であり、正等覚者、明行足、善逝、世間解、無上調御者、天人師、仏陀、世尊である、と“。(Mameva tasmi@ sanaye anussareyathã:Iti‘pi so bhagavã araha@sammãsambuddho vijjaーcarana sampanno sugato lokavidã anuttaro purisadammasārathā atthā devamanussāna @buddho bhagava‘ti  ママ)…………………………