Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2018-11-11から1日間の記事一覧

『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著(3-28-b)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> しかし、この過程と極めて相似した部分を解説する《名色経》(Nāmarūpa Sutta)において、仏陀はただ ”名色の下生がある(nāmarūpassa avakkanti hoti)” とだけしか、述べていない。 名色の縁によって六処がある…

スポット翻訳【般若の智慧のなかりせば】(K- 3)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (原文P219) 禅修行者: では、七覚支はどうでしょうか? 我々はこれらを検査・点検しなければならないのでは ないですか? 禅師: そうです。 七覚支は、因覚支と果覚支に、分けることができます。 あなたは因…

般若の独り言~よき師に出会う

あなたは、仏教を学ぶにあたり、よき師に出会えていますでしょうか? よき師とは、あなたの心と人格の準備の整った時、あなたの前に現れます。 あなたがよき師と出会えないのならば、あなたの人格の成熟が待たれます。 あなたは善知識、師を試してはいません…

スポット翻訳【般若の智慧のなかりせば】(K-2)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 禅修行者: 私はいまだ、念明覚と択法の区別ができません。 禅師: この二者は、重複しています。 ただ、前ニ者の明覚だけが、択法に属します。 これは私の、個人的な理解です。 行処明覚について、私はもう少し…

スポット翻訳【般若の智慧のなかりせば】(K-1)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 禅修行者: 択法と念明覚(sati-sampajañña)は、どの様に異なり ますか?四種類の念明覚について解説して頂けませんか? 禅師: 二者は共に智慧の事です。《念住経》において、念は明覚を伴わなければならない、…