南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

アチャン・チャー一日一話~6>「遊び好きの子供」

#6-150531 タイの高僧アーチャン・チャー(92年遷化)の法話集(台湾伝承出版社)が手に入りました。P 19にこんな事が書いてあります。 《我々は心の性質について何度も何度も、反復して思惟した後に、心とは心であって、他のなにものでもない事が分かる。…

アチャン・チャー一日一話~5>「薬」

タイの高僧アーチャン・チャー(92年遷化)の法話集(台湾伝承出版社)が手に入りました。P 18にこんな事が書いてあります。 《我々は、医者の処方した薬を飲まない病人を例にして、修行について述べることができる。薬瓶の上には、詳細な説明が書いてあるが…

アチャン・チャー一日一話~4>「盲人」

タイの高僧アーチャン・チャー(92年遷化)の法話集(台湾伝承出版社・改訂版)が手に入りました。P 17下段に、こんな事が書いてあります。 《身体と心は一瞬も止まらず、生と滅を繰り返している。“行”は、ずっと変遷、変化の状態の中にある。我々がこの事に…

アチャン・チャー一日一話~3>「バナナの皮」

タイの高僧アーチャン・チャー(92年遷化)の法話集 (台湾伝承出版社)が手に入りました。P 17にこんな事が書いてあります。 《この世のものごとはすべてバナナの皮のごとくに、あなたにとって大した利用価値がないと分かった時、あなたは、各種のさまざまな…

アチャン・チャー一日一話~2>「流浪の人」

タイの高僧アーチャン・チャー(92年遷化)の法話集(台湾伝承出版社)が手に入りました。 P16にこんな事が書いてあります。 《我々が、本当の帰るべき家を見失った時、それはまるで、目標を無くして、町から町へと流浪する人のようである。あちらを彷徨い、…

是誰庵仏教談義~44>投影

先日、タイからお客様が見えて、一日、接待させて頂きました。 その時、ご一行の中のお一方(比丘)とお話していて、彼が「我々は誰でも心に他者へ恨み心を持っているけれども、それは実は母親への恨みである」と言いました。 私は「それは心理学では投影と…

アチャン・チャー一日一話~1>比喩

タイの高僧アーチャン・チャー(92年遷化)の法話集(台湾伝承出版社)が手に入りました。 P15 に、こんな事が書いてあります。 《我々は比喩を使って仏法を語らねばならない。 なぜならば、仏法には一定した形式がないから。 それは四角いか?それとも丸い…

是誰庵雑談~14>友が来て残したものは

22日午後、タイの友人・知人 6名、無事 Y 駅ご到着。 早速 F ホテルに同行して、チャックイン。お部屋を決めて、休んで頂く。 翌日、9時にお迎えに行き、以前よりお願いしておいた、個人宅でのお点前の見学、その後昼食。 午後は、小雨の中、Aさんの車と私の…

是誰庵雑談~13>友有り、遠方より来たり

明日の午後、タイから友人・知人、合計 6名、2泊の予定で、当地へ観光にみえます。 東京代々木でのタイ・フェスタ終了後、京都を回って後の九州入りです。 最初は、タイの子ども達に奨学金を交付する事業をしている MG 財団の経理である Dさんを招待したので…

是誰庵仏教談義~44>家々都有・・・

表題の<家々都有・・・>は、その後が<難念的経>と続きます。 どの家にも、何らかの解決しにくい難題がある、という意味です(貧乏人には貧乏人の、豊かな人には豊かな人なりの、心配事はつきません)。 キリスト教の日曜学校みたいに、仏教にも日曜寺子…

是誰庵雑談~12>庭の千草

我が家の庭は、家の建っている所を除くと、残り約100坪くらいでしょうか。 越して来て4年、折に触れて色々な草花を植えてきました。 まぁ、一番手はバラですが、父の供養の為に植えた東南アジア産の玉蘭(父が好きだった)、母の為に植えた海棠(母の名が海…

是誰庵雑談~11>終わりのない宴はない(世間没有不散的宴席)

4、5日前、オハナが耳の脇を後ろ足で搔きながら<キャンキャン>と情けない声で鳴きました。 中耳炎かと、ペキニーズ特有の、絹糸のように光って美しいたれ耳を探ってみましたが、特に問題ないように思いました。 昨日、また同じ事があったので、<大丈夫だ…

是誰庵仏教談義~43>随所に主となる

最近、園芸の雑談が続きましたので、法話を一つ。 子供の時から仏教書を乱読していた私。 でも、信仰系(浄土宗、日蓮宗)は興味なしで、読んでいたのは、もっぱら禅宗系。 で、禅宗の本には「随所に主となる」という文言が <随所>にでてきます(笑)。 座…

是誰庵雑談~10>ローズガーデン

昨日は、天瀬ローズガーデン(日田市)に行ってきました。 方向音痴なので、一応カーナビ入れましたけど、やっぱり迷ってしまいました(苦笑)。でもまぁ、対向車線を徐行で来た車を止めて道を聞いたりして、なんとか目的地に・・・。 バラフェアーやってい…

是誰庵雑談~9>リーチャンロード(バラについて薀蓄色々)

我が家の庭にバラが咲きました(越して来てから 4年、機会ある毎に苗を買ってコツコツ植えて、定着したのが20本くらい。後、引っ越し当初から生えていた野生種のようなのが3、4本あります)。昔、<バラが咲いた ♪ バラが咲いた ♪ >って歌ありましけど、…

是誰庵雑談~8>野三つ葉と端っこ

最近、庭の草取りが楽しいです。 以前、雑草が茂って、せっかく植えた草花がよく見えない時は「ああ、また雑草が・・・。うんざりだなぁ」と思ったものですが、根気よく雑草を抜いて行くうちに、大分雑草が減って(基本、下草は野三つ葉が主体になり)我が陋…

是誰庵雑談~7>ゴールデンウィーク2015

今週のお題「ゴールデンウィーク2015」 イヤ、特別書く事もないのですが、一応欲につられて、(懸賞)応募という事で・・・^^; 4月30日、連休に入る前に図書館にと思い(中央図書館。普段行っている公民館図書室よりちょっと遠い)、車を出してみたものの、…

是誰庵仏教談義~42>不徳

昔、政治家が何か失敗をやらかすと「私の不徳の致す所で・・・」とお詫びしたものです。 勿論、本当に反省しているのか、口先だけなのかは、私のような政治音痴にはよく分かりませんが・・・、昔は自分の不手際、自分の器の小さい事を「不徳」と表現したので…

是誰庵雑談~6>ゴールデンウィーク~トリミングの巻

明日でゴールデンウィークも終わります(観光地である Y盆地が、普段の様子に戻るのは、大いに助かります。普段でも駅前から〇〇銀座にかけては、観光客で結構な人通りなんですけど、ゴールデンウィークったら、人・人・人で、もう身動きできないほど!!)…

是誰庵雑談~5>ゴールデンウィーク~大掃除の巻

今年のゴールデンウィークは、上手につなげると 12 連休になるらしいですね。 昨日の夕方、水中運動に行こうとしたら、家の前の県道が車で渋滞・・・ええ~っ、観光地とはいえ、中心地とは少し外れていて、いつもは静かな我が家なのに・・・、こっち方面も?…

是誰庵仏教談義~42>吉祥経(こよなき幸せ)

知人と孫の話になりました。 私の孫は今一歳半です。 長男が40歳近くになって結婚し、奥さんが帝王切開で産んでくれた女の子なので、その健やかな成長を願わずにはいられません。 が、かといって祈願だけで人が幸せになるなら、世界に不幸はなくなる訳で・・…