Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

諏訪見様へ(追加)

諏訪見様 その後、台湾のパオ系寺院のHPは見つける事が出来ましたでしょうか? 10〜5年程前に、 1.静楽禅林、 2.法雨道場、 3.法寂禅林にて、リトリートしました。。。 3者とも、女性の居住地域しか知りませんが、女性のクティは以下の通り。 1は…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(62ー6)(私家版)

この様な状況に遭遇する時、ただもう一度、正念を取り戻しさえすれば、有分から抜け出す事ができる。あの幽玄さに執着しない事。ある種の人々は、己の価値を高く評価して、この心境は涅槃であるとして執着する。あなたが、その境地に入りたいと願い続けてい…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(62ー5)(私家版)

次に、心が有分に落ち込む場合の心境を説明する。。。。。。。 我々が禅の修行をする時、ある時は心は落ち着いており、定力が非常に良い。しかし、突然、心は非常に幽玄な、静かな心境に落ち込む事がある。。。。。。。 それはあたかも、何もかも知らない、…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(62ー4)(私家版)

天神には神通がある為、彼は神通を使って、己の前世が一人の比丘であった事を思い起こした。そして、仏陀は今だ人間界にいるのを知ると、彼は天女を連れて人間界に降り、仏陀に再度彼に法を説いてくれる様に頼んだ。彼の死亡識、結生識、有分識は共に行法の…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(62ー3)(私家版)

仏陀の時代、一人の比丘が仏陀と共に一ヶ月修行した。彼の心は人間界において四果阿羅漢を証したかった為、禅の修行に非常に猛然と精進した。。。。。。。 彼はしばしば食事を摂らなかった。。。 時間の無駄であるし、飽食すると眠くなるからである。。。。…

卒啄同時

世の中には色々な宗教があります。。 仏教もまた多くの宗派があります。。。 同じ宗派の中にあっても、教義の解釈や戒律の解釈等、日常生活における規範、修行方法が微妙に異なります(パオ森林僧院は水金派です)。。。。。。 己の心の中に、修行生活に対す…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(62ー2)(私家版)

無想有情に関して、結生として生起するのは命根9法聚である。故に「色結生」と言う。無色界の有情は、「非色結生」(名結生)といい、その他のものは「色非色結生」(色と名結生)と言う。。。。。。 例えば、vipassanā を修行する禅修行者が臨終の時、もし…

パオ森林僧院HP

同修の知人からパオ僧院のHPの紹介がありました。。。。。。 管理者は在家の方ではないか、との事。。 私は英語が不如意で、内容の解説は出来ません。ご参考まで。。。。。 https://www.paaukforestmonastrey.org

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(62ー1)(私家版)

■広大結生心の所縁 広大(心)は、色界と無色界に分ける事ができるが、色界心と無色界心を広大心という。。。 というのも、その心は、広く十方向の世界に広がるが故に。。 例えば、慈愛禅は、慈愛の心を十方世界の衆生に拡散するものである。地遍も又同じで…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(61ー13)(私家版)

5個の因が、結生識の生起を齎す:行、業、無明、愛と取である。。。。。。。 1.業を造る、これを「行」と言う。。。2.残された業力を「業」と言う。。。。3.「無明」、生命は楽しいものだという誤解。。。。。。。 4.「貪愛」、生命への執着。 5.…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(61ー12)(私家版)

緬甸(ビルマ/ミャンマー)に、相思相愛の夫婦がいた。夫は死後、妻に執着する余りその家の犬に生まれた。。。。 妻は犬は夫の生まれ変わりとは知らないでいたが、過去世の縁で、妻はこの犬を非常に可愛がり、外出時も一緒に連れて出た。。。 多くの村人が…

諏訪見様のコメントへの回答

10月28日付け、読者の諏訪見様より…… 《「智慧の光」紙の本に!》 のブログに、コメントを頂きました。。。 当該コメント欄に、全文公開しましたので、興味のある方はご参照下さい。。。。 諏訪見様より頂きましたコメント内容は、概略以下の通り。 (1…

一夜の夢

今日は、普段余り使わない、二階に上がってみました。。。 次男が「12月は所用でインドに行くけれど、お正月は帰省するよ」と言って来たので、そろそろ、お掃除などを…………。 棚の上に積んであるダンボールを覗いて見ると、若い頃に気に入って買い求めた中…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(61ー11)(私家版)

Ubbariは、皇后から小さくて汚い雌の蛆虫に生まれ変わったが、それでも尚、己の命に執着して、雄の蛆虫と戯れていた。。。 故に、生命を貪愛する事は、輪廻の根源の一である(事が分かる)。。。 動物でも、天神でも、人類でも、地獄でも、一番目の速行心は…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(61ー9/10)(私家版)

「あり得ない?それならば、私は彼女を呼び出して、あなたと話をして貰いおう。良いですか?」 「良い、良い。」 隠士は神通力でもって、蛆虫と会話した。「こっちに!Ubbari蛆虫、こちらにどうぞ」蛆虫は国王の前まで来たが、側には蛆虫の夫がいた。。。。…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(61ー8)(私家版)

ある日、皇后が往生(死亡)した。国王は悲嘆にくれた。彼は彼女の遺体に香料を塗り、ベッドの下に隠した。7日間食うや食わず、皇后の死を嘆き悲しんだ。。。 当時の菩薩(即ち釈迦牟尼仏の前世)は、天眼通でもって、Assaka王の苦痛を見た。。。 Assaka王…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(61ー7)(私家版)

結生識が滅した後、必然的に、16個の有分識が生じる。その後、第一番目の意門心路過程が生じるが、これを「有欲」速行と呼ぶ。この意門心路過程は、新しい生命に執着する。例えば、と殺業者の結生識は四悪趣にあり、彼は、一匹の動物、例えば豚になるかも…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(61ー6)(私家版)

豚を殺すことを生業としていると殺業者が、臨終の時に、己が又豚を殺している様を見るならば、この相を「業」と呼び、これを臨終意門心路過程の生起と言う。。。その過程は以下の通り:有分、有分波動、有分断、意門転向、5個の速行心、彼所縁、彼所縁、その…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(61ー5)(私家版)

一つ一つの心は、皆、一個の所縁を取る。ここでの例では、新しい一世の結生識は「花の色彩」を所縁として取る。有分識もまた、「花の色彩」を所縁として取る。死亡識も又「花の色彩」を所縁として取る。故に、結生識、有分識、死亡識は、実は同じ一つの心識…

えびす丸日記/散髪したよ!

今日はえびす丸(元保護犬。雄4歳。トイプードル)の散髪に、隣町まで行って来ました。10時前に、グルーミング学校に到着(えびす丸はモデル犬として散髪して貰います。)。。。。 えびす丸を学校に預けて、私は自分の用事……20年使ったミシンの調子が悪…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(61ー4)(私家版)

<表O>臨終眼門心路過程(図割愛)。。。 (解説)この臨終眼門心路過程自体は業をなす能力に欠けており、故に、過去の業として、冷生業とのバイプ役を果たす。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(61ー3)(私家版)

結生識が、31界のどの界において生じるかは、過去の業に基づくのである。。 この例では、過去にお花を供養した業により、その事によって(その様な)結生識が生じたのである。。。 お花を供養した結果としての業は、(その性質上)色界に生まれる事はなく…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(61ー2)(私家版)

臨終眼門心路過程を例にして:もし、臨終の時に一輪の蓮の花を見たならば、臨終眼門心路過程が生起する。臨終眼門心路過程は以下の通り:過去有分識、有分波動、有分断、5門転向、眼識、領受、推度、確定、その後に5個の速行心。臨終において死なんとする…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(61ー1)(私家版)

■欲界結生心の所縁 欲界とは、四悪道の衆生、人と天神を言う。ここにおいて、臨終の心路過程の中では、ただ5個の軟弱な速行が生起する事が知れる。故に、もし死亡の時に、眼門に生起する所の現在の所縁(例えば赤い色)を縁に取るならば、新しい一世の結生…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(60ー3)(私家版)

ひとたび、死亡心が滅尽した後、新しい一世の結生心が即刻生起するが、(その時は)前の一世の臨終速行心の目標を縁に取る。色法を擁する生存地では、結生心は心所依処によって支えられる。しかし、無色地においては、何らの依処もないが故に、それは行(即…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(60ー2)(私家版)

結生心の作用とは、二つの世を連結し、相応の名法を伴いながら、相応する法の住処として、それらの先導者となる事である。。。 一切唯心造、即ち、一切は心が造るのであるから、心は心所と色法の先導者、と言う訳である。。。。 臨終の間際にいる人(の心)…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(60ー1)(私家版)

■死亡と結生 臨終の状態にある人にとって、心路の最後尾、又は有分が滅尽した後、それは、その人の一世が終結して死亡を迎える所の、死亡心の生起とその滅尽を意味する。。。。 ひとたび、(死亡心が)滅尽すると、次の一世の結生心が即刻生起し、その一刻に…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー18)(私家版)

第5禅を擁するアナーガミだけが浄居天に生まれる事ができる。ジャーナのレベルの比較的低いアナーガミは、その他の色界天に生まれる。どちらにせよ、全てのアナーガミは、必ず色界天に生まれる。というのも、彼らは既に欲界に生まれる原動力となる欲欲(欲…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー17)(私家版)

しかし、アナーガミは浄居天に生まれる事がてきる。。。。 聞く所によると、この5界に生まれるかどうかを決めるのは、彼らの比較的顕著な根に関係する。。。。。。。。 信根が最強のアナーガミは、無煩天に生まれる。精進根が最強のアナーガミは、無熱天に…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー17)(私家版)

しかし、アナーガミは、浄居天に生まれ変わる。聞くところによると、未完