ある日、皇后が往生(死亡)した。国王は悲嘆にくれた。彼は彼女の遺体に香料を塗り、ベッドの下に隠した。7日間食うや食わず、皇后の死を嘆き悲しんだ。。。 当時の菩薩(即ち釈迦牟尼仏の前世)は、天眼通でもって、Assaka王の苦痛を見た。。。
Assaka王は元々は英明であったが、一人の女性の為に、これ程悲嘆し、7日の間国政を執り行う事がなかった。。。 菩薩は彼を助けようと考え、隠士の姿で国王の花園に現れ、石の上に座った姿は一尊の金の像の様であった。。。 ある婆羅門が彼を見つけて、彼の非凡な荘厳の様に、彼を礼拝し、国王を助けてくれないかと、懇願した。。。。。 隠士は言う:「あなたが、国王を花園に連れて来てくれるならば、私は皇后がどこに転生したかを教える事ができる。」 婆羅門はそれを聞くと非常に喜んで、即刻国王に報告した。。。 国王は興奮して、花園にやって来て、隠士に礼拝した。 「隠士にお尋ねします。私の皇后は、今、どこに生まれ変わっていますか?」 「あなたの皇后は、この花園の蛆虫になっています。」 蛆虫とは即ち、牛の糞便の中にいる蛆虫のことである。国王はそれを聞くと、大声で叫んだ:「まさか、まさか、そんな事はあり得ない!」