Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(46-6)(私家版)

上記の事から、比丘は、水を飲んで喉の乾きを癒やさなければならない事が分かる。お茶やコーヒー等の夜分薬 (を飲むの) ではない。。。。。              緬甸 (ミャンマー) の比丘には、夜分薬を飲用する習慣はなく、客僧は皆、水を飲むのである。。。。              ある種の比丘は、檳榔又は煙草を嗜む。煙草の煙を好むのは、癖になり、障がいになる。。。。                檳榔はどこにでもある為、檳榔を噛む習慣は、それほど悪害はない。しかし、居士達が常に煙草を供養するとは限らない為、比丘達は、(煙草は) 己自ら探し求めなければならない。煙草は癖になると止める事が出来ない。その為、彼らは非法な方式で以て、煙草への愛着を解決しようとする。   故に煙草の癖は、一人の優秀な比丘になるための、非常に大きなレベルの弊害となるのである。。。             心のコントロールとは即ち、雑染と貪欲を除去し、少欲知足等の、僧格又は品行を育成するものである。             学習や実践を通して得られる所の、比丘が必らず具えなければならない僧格又は品行は、心をして、コントロールを可能にせしめるものである。。。。                 名声と利益への渇望は、優秀な比丘にとって障害になる。一人の比丘が、もし、己の出家生命を円満にしたいのであれば、袈裟等、得られた所の、どの様な必需品であっても、それらに満足する習慣を確立しなければならない。。。。            シャーリプトラ大長老の教誡を学びかつ念称する事は、比丘にとって非常に有益である。。。。