僧人は、午後、食べ物を食べたり、飲み物を飲んだりしては、ならない。
如来は、僧衆に対して、口の渇きを解くためと、身体の不具合において、夜分薬、例えば八種飲(aṭṭhapanā)、油、酥(ghee)、蜂蜜と粗砂糖(jiggery)を受用してもよい、としている。
ここで言う所の夜分薬(注5)は、(身体の)不具合を解決する為に受用してもよい所の、飲み物などを言う。
僧人は、享楽の為、または、味(美味)を貪欲に求める事を目的に、夜分薬を受用してはならない。
夜分薬を飲用するのは、ただ、身体の不具合を取り除く事、及び未来において生じるかも知れない、不具合を取り除く為だけであるべきである。
(注5)Gilanpasaは、シンハラ語である。
パーリ語は、Gilānapaccaya(医薬資具)という。
しかし、上の文中では、夜分薬に重点をおいて、説明がなされている(ので、下記に、説明を追加する)。
比丘が、一日の内に、飲用を許されるのは、加熱していない果汁と野菜のスムージである。
”飲料と呼ばれるものは、八種飲と同じく、夜になって、それが後夜と呼ばれる所の、夜分に該当する時間になれば、当該の夜分にのみ飲用することのできる事とし、これをもって夜分薬と呼ぶのである”(Pc.A .25)。。
(16-32につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>