省思(省察と思考)
人々は、飲食と衣服などの、各種の資具を受用する。
その内、ある種の物品は、煩悩を増長する為、それらを使用するのは不如理受用である;
しかし、ある種の物品は、煩悩を増長する事はない為、それらを使用するのは、如理受用である。
”省思”とは、僧人が、袈裟などの資具を使用する時、それらを元素(四大)であり、かつ不浄であると、見做さなければならない。
毎回、下衣を着用する時(注1)、毎回、鉢食を一口頂く毎に、均しく省思しなければならない。
(注1)下衣:シンハラ語で、andana。内衣とも言う。
パーリ語は、antaravāsaka。
(16-2につづく)
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay 般若精舎>