Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2022-02-27から1日間の記事一覧

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(4-42)(私家版)

2、伺(vicāra) 特徴は、何度も目標を審査する事。作用は、相応する名法を、何度も目標に置く事。 現起(現象)は、それらを目標にとどめる事。 尋が、心をして、目標に投入せしめて後、伺は、心をして、ひたすら、目標に上にとどめる様にする。 尋は、蜜…

般若の独り言~春が来た

今朝、えびす丸(旧名/虹君。トイプ。保護犬) を連れて、近所を、散歩。 岸から、小川に降りて、クレソンを摘む。 (トマト、セロリ、クレソン、ゆでたまごで、 ミモザサラダに!) 川の流れに手を入れても、もう水は、全然冷たくなくて、温かいくらいでし…

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(4-41)(私家版)

1、尋(vitakka) 特徴は、心をして目標に投入せしめる事。 たとえば、安般念を観じている時、尋は、すべての、相応する心所をまとめて、目標に投入する。 作用は、全面的に目標に衝撃する事。 現起(現象)は、心をして目標に向かわせる事。 八正道の中の…

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(4-40)(私家版)

六雑心所 尋・伺・勝解・精進・喜・欲という、六個の雑心所は、すべての心と共に生起するとは、限らない。 89種類の心は、必ずしも、六個の雑心所を擁している、とは言えない。 雑心所は、本質的に、善であったり、不善であったりする。 まさに、七個の遍一…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(15-13)(私家版)

上記の、四種類の形式の中において、 嗣受用(dāyajjaparibhoga)と 主受用(sāmiparibhog)は、 如法の受用であり、 借受用(iṇaparibhoga)と 盗受用(theyyaparibhoga)は、 非法な受用である。 具戒者は、省察と思考を経た後に、資具を受用する様にすれ…