2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧
【口中有斧】 と言う仏陀の教えは有名で、皆様すでに、ご存知の事かと思います。。。 私も子供の頃から知っておりまして、 【口は災の元】【くわばらくわばら】 等と思っておりました。。。。 先日、パオ・セヤドーの新著を読んでおりましたら……………… 【口中…
(24-1-1 は、24-1 の<注>になります。以下順当。。)……………………………………… <注1> Dasa pārājika/dasa nāsana。 <注2>出典《律蔵・大品・大篇》。。。。 ☆願以此功徳、早日証得涅槃楽。。Paññādhika Sayalay(般若精舎)
十種の滅擯事 <注1> “Anujānāmi, bhikkhave, dasahangehi samannāgatam sāmaneram nāsetum, pānātipātī hoti, adinnādāyī hoti, abrahmacāri hoti, musāvādī hoti, majjapāyī hoti, Buddhassa avannam bhāsati, Dhammassa avannam bhāsati, Sanghassa avan…
(金銀を)受け取るについて、手で受け取る以外に、施主が手に金銭を持って”これはあなたに供養ずるものです”と言ったり、又はあなたの目の前に置いたりした時に、僧侶がこれを拒否することなく、無言の許諾の心でもって受け入れたならば、破戒である。。。 …
桐島聡容疑者 (と思われる人) が、入院先の病院で亡くなったと、今朝のニュースにありました。ヤフコメでは、若い方々の意見でしようか、痛烈な批判が多いです。。。。。。。。 私は日本生まれの台湾人で、日本の政治には、かかわり持ちませんが、全共闘最盛…
十、金銀を受け取る事から離れる学処(ātatūpa−rajata−patigahanā−veramanĪ) ātatūpa は金、rajata は銀の事で、世間で通用する所の、全ての形式の貨幣を言う。。。 この学処は、金銀、即ち、すべての形式の、貨幣を受け取らない、という戒である。。
高いベッド、綿入りの座布以外は、仏陀は、村や托鉢堂などにおいて、信徒が敷いてくれた所の、すべての大きなベッドと椅子を使用することを許可した。ただし、横になってはならない。。。。 同じく、信徒が敷いてくれた所の、綿又はパンヤで出来た座布を敷い…
カタリ鹿皮特級敷具(kadalimigappavarapaccatthara−nam):カタリと言う名の鹿皮で作られた高級な敷具。。。。 有華蓋者(suttaracchadam):椅子の座位、ベッド上方に、赤い色の天蓋のあるもの。。。。。 両端有紅枕者(ubhatolohitakūpadhānam):両端が…
絹(koseyyam):絹糸で織られた敷具。。。、 大絨毯(kuttakam):16人のダンサーが立って踊れる絨毯。。。。。。。。。。 象毯(htthattharam):象の背中に載せて使う絨毯。。。。。。。。。。。 馬毯(assattharam):馬の背中に載せて使う敷具。。。…
綿座布(tūlikam):天然の綿又は木綿羊毛(パンヤ)を詰めた座布、座布団。。。 繍像毯(vijatikam):獅子、虎などの図案を刺繍した羊毛の絨毯。。。。。。 両面毯(uddhalomim):両面に毛足のある羊毛絨毯。。。。 単面毯(ekantalomim):単面に毛足の…
高いベッド(āsandim):足の長さが規定の寸法を超える家具で、高いベッドに属するもの。その他の19種は、大きなベッドに分類される。。。。。。。。。。。。。。 獣脚ベッド(pallankam):脚に猛獣の像が彫刻されているもの。。。。。。。。。。 長毛毯…
義注では、20種の、高い、大きなベッドと、椅子に言及している:……………………… “Na, bhikkhave, uccāsayanamahāsayanāni dhāretabbāni, seyyathidam:āsandi, pallanko, gonako, cittako, patikā, patilikā, tūlikā, vikatikā, uddhalomi, ekantalomi, katthis…
高いベッド、椅子 “uccāsayana” は、足の高さが18インチを超えるベッドや椅子の事を言う。。。 大きなベッド、椅子 “mahāsayana” は、非常に快適で、美しく豪奢なべッド、椅子を言う。。。。。。。 《律蔵》の中において言及されている所の、高い又は大きな…
九、高い、大きなベッドや椅子から離れる学処(uccāsayana−mahāsayana−veramanī)…… 高い、大きなベッドや椅子とは、規定の寸法を越えたべッドや椅子、豪奢なべッド、椅子等の家具の事を言う。。
八、装飾やお洒落の原因となる髪飾り、香水、塗香等を離れる学処(mālā−gandha−vilepana−dhārana−mandna−vibhū−sanatthānā−veramanī)………… 装飾品、化粧、シャドウ又は鮮花、お香、化粧品等で、身体を美化する事を、戒によって避ける事。。。 花飾りや金銀の…
歌唱の形式で、又は、それを変化させて楽曲の形式にした所の、仏の経を読むのは、戒律違反である。。。。 仏の教えの中において、経文、本生、偈頌の念誦は、専門的な方式があり、最後の音を誇張してはならない。音を引きずる事によって、正常な念誦方式を破…
《律蔵》義注は、以下の様に言う: “Sabbam antrārāme thĪtassa passato anāpatti. Passissāmīti vihārato vihāram gacchantassa āpatti.………… ”僧院内(ārāma)において、歌舞を見た場合、不犯である。ただし、別の僧院に行って、歌舞を見るならば、戒律違…
己の居る場所において、舞踏や歌唱又は音楽が聞こえてきたり見えたりした場合は、不犯てある。しかし、己の意志で別の場所に出向いて、見たり聞いたりした場合は、戒律違反である。。。 己が踊っても、楽器を演奏しても、他人を踊らせたり、楽器を演奏させた…
昔と違って、今は鬱病への理解が進みました。若い人も鬱病になりますが、老人もなります。。。。。。。。 私(75歳)も、朝起きると、ふと【先は余り長くないかもしれない。】【一人住まいだし、今日一日、何をしましょうか?】 と思い、少し憂鬱になりま…
七、舞踏、歌唱、音楽、演劇を見たり聞いたりする事から離れる学処(Nacca−gĪta−vadita−visūka−dassanā−veramanī) この学処は、舞踏、唱歌を踊ったり見たりする事から離れる事を言う。自分が踊ったり、歌ったり、楽器を演奏したりする事、又、他人に踊らせ…
天文カレンダーが提供する所の日の出落日の時間を参考にして、一日の長さを算出し、かつ日中の長さを確定する。。。。。。 ある時は、昼(正午)は(時計の針が指す正午ではなく)12時前であったり、12時を過ぎたりする。。。。。。。。。。。。。 離非時食…
僧侶と八戒の居士は、明相が出現してから後、通常は早朝5:00〜5:30であるが、その後、正午までの間に、食事をしなければならない。。。 明相が出る前に食事をすれば、戒律違反となる。明相が出ているかどうかは、早朝、空を見て、確認しなければなら…
この戒を守る為には、明相=太陽が出て明るくなる時と、日中とは何か、その定義を知っておかねばならない。。 明相とは、日の出の前、東の空が赤い色で染まる頃、その赤色の光が見えたならば、明相がすでに出ている、と言う。。 《律蔵》によると、明相が出…
3ヶ月前に一度散髪しましたが、先日、又同じ所(個人の家で、犬の預かり兼美容室経営)にお願いして、えびす丸(保護犬。トイプードル、黒毛、雄、4歳)、散髪しました。。。。。。 前回は【8mmバリカンは駄目、1.5cm 位にして欲しい】とリクエストした…
《律蔵》によると、飲食は四種に分ける事が出来る。。。。 1.期間限定薬(yāvakālika):太陽が出て明るくなった時(明相)から以降、日中にしか食用する事の出来ない食べ物。。。。。。。。 2.夜分薬(yāmakālika):比丘が、一日以内に、飲用する事を…
『アビダンマッタサンガッハ』 の 299ページに、【厭離智】と言う言葉があります。。。。 298ページから続く説明を参照しますと、仏教徒が修行を重ねていきますと〈行道智見清浄〉の段階に来て、そこに9つの智が生まれます。。。。。 その中の一つが…
六、非時食を離れる学処(vikālabhojanā veramanĪ)………… 午後、例えば米飯、果物、おやつ等の、一般的な食べ物(yāvakālika、期間限定的な薬)を摂らない事。これを離非時食と言う。一日の内で、諸々の仏と阿羅漢は、太陽が出て明るくなってから以降、昼まで…
私が中国語の仏教書(原始仏教系)を翻訳していますと、よく《愚痴》という言葉が出てきます。。。。。。。。 北京語で、ouchi と発音します。。。。 愚かな、無知な、という意味です。。。。。。。。。。 先日、仏心宗福厳寺の大愚和尚さんのYOUTUBE <一問…
iPhone 画面を見ていましたら、仏心宗という寺院の情報がありました。。。 若い住職さんは大愚元勝和尚といい、YOUTUBEで<一問一答>を開設されています。。。。。。。。 最初、仏心宗と聞いた時は、又、新手の仏教系新興宗教かと思いましたが、大愚和尚さ…
以前、何度か在家の方に、お酒の飲用と、戒律の関係を問われた事があります。。。 私自身はお酒を飲めない体質で、また、男性比丘の戒律に詳しくない為、明快な説明ができませんでした。。。。。。。 本日翻訳しました『教海覚舟』(19-26)は、不飲酒戒につ…