Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

仏心宗

iPhone 画面を見ていましたら、仏心宗という寺院の情報がありました。。。       若い住職さんは大愚元勝和尚といい、YOUTUBEで<一問一答>を開設されています。。。。。。。。               最初、仏心宗と聞いた時は、又、新手の仏教系新興宗教かと思いましたが、大愚和尚さんは駒澤大学出身、父から受け継いだ、もともとのお寺は曹洞宗であったのを、曹洞宗をやめて、仏心宗立宗したそうです(曹洞宗の中の、仏心宗かも知れません。私は日本の仏教界の内規等に疎い為、この辺の事は分かりませんが……)。。                   その理由は、現行の寺院は、皆、葬儀や法事をするのみで、今、生きている人々の為、今、悩める人々の為の宗教活動をしていないという、痛恨の反省からでている様です。。                       YOUTUBEの<一問一答>を聞きますと、さすがお寺で育ったお子、仏教系大学出身、的確な御名答!と感心します(若い頃、僧侶や寺院に嫌悪感があって、世界を放浪していた時もあったそうです。)。。            アビタンマ好きの私とは少し立ち位置は異なるのですが(日本では、出世間諦を説かないのは仕方ありません)、日本のお寺さんが葬式仏教から脱皮して、今生きている人々の支えになる様、変身・変革することは、心より応援したいと思います。。。。。。。           追加:仏心宗は、檀家制度をやめて、会員制にしたそうです。檀家制度は諸悪の根源とまでは言いませんが、非常に大きなネックになります。タイや緬甸など、テーラーワーダ(南伝仏教原始仏教)では、檀家制度はなく、おのおのが、己の好きな僧侶を見つけて、その人の下で、説法を聞き、修行をします。お墓で釣り、法事で繋ぎ止め、過去帳で囲い込む日本の仏教界は、異常この上ないのです。ついでに言えば、僧侶が結婚して家庭を営み、生まれた子がお寺を受け継ぐ事自体が、仏陀の教えに反しています。嗚呼、やんぬるかな、としか言えない。                     緬甸パオ森林僧院ヤンゴン分院所属………Paññādhika Sayalay(般若精舎)