2、伺(vicāra)
特徴は、何度も目標を審査する事。作用は、相応する名法を、何度も目標に置く事。
現起(現象)は、それらを目標にとどめる事。
尋が、心をして、目標に投入せしめて後、伺は、心をして、ひたすら、目標に上にとどめる様にする。
尋は、蜜蜂が花の蜜を集める時に、頭ごと(花に)突っ込む様なもので、伺は、蜜蜂が、花の蜜に群がって、ブンブン鳴っている様である。
重複して、何度も、目標の周りを取り囲むのを、伺と言う。
尋、伺という二つの心所は、向上すれば、禅支になる。
3、勝解(adhimokkha)
特徴は、確信または確定。
作用は、疑わない事。
現起(現象)は、確定または決定。
その心は、動揺しない。
(4-43につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>