南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(16-15)(私家版)

僧人は、志を、涅槃を求める事に置いているが故に、実際の食欲よりも、四、五口程少なく食し、その後に、水を飲むのが良い;

この様な食べ方は、身体を業(心の習慣)に適する様にせしめるし、身体を健康にもせしめる。

上に述べた方法で省察・思考した後、鉢食を受用する時、貪欲は、減少して弱くなる。

如来は《子肉喩経》(注4)の中において、一組の父母(夫婦)が、己がみずから生んだ所の、子供の骨肉を食する比喩でもって、弟子は、如何にして食べ物に対する欲望を抑制するべきであるか、について訓告しているーー

(注4)《子肉喩経》:Puttamaṃsopama Sutta。

(16-16につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>