僧人は、志を、涅槃を求める事に置いているが故に、実際の食欲よりも、四、五口程少なく食し、その後に、水を飲むのが良い;
この様な食べ方は、身体を業(心の習慣)に適する様にせしめるし、身体を健康にもせしめる。
上に述べた方法で省察・思考した後、鉢食を受用する時、貪欲は、減少して弱くなる。
如来は《子肉喩経》(注4)の中において、一組の父母(夫婦)が、己がみずから生んだ所の、子供の骨肉を食する比喩でもって、弟子は、如何にして食べ物に対する欲望を抑制するべきであるか、について訓告しているーー
(注4)《子肉喩経》:Puttamaṃsopama Sutta。
(16-16につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>