Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2022-03-05から1日間の記事一覧

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(16-6)(私家版)

袈裟を着用する時、母語でもって、袈裟を受用する四つの項目の理由を、如理に省察・思考して、その意義を徹底的に理解しなければならない。 ”私が、受用した衣は、以下の様に如理に省察・思考する。 それは、寒冷を防御し、炎熱を防御し、虻、蚊、風、日照り…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(16-5)(私家版)

僧人は、身体全体をくるめるか、包み込めるすべての布地を用いて、袈裟とする。 もし、袈裟を受用するのが、美観と身分を誇示する為であるならば、この事は、貪欲、傲慢と我見を引き起こす為、不如理受用に属する; もし、袈裟を受用する事が、寒冷を防ぎ、…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(16-4)(私家版)

多くの人々は、パーリ語で省察・思考する。 パーリ語を掌握しており、また、熟練している人が、それを誦じる時、もし、己自身の母語を使用するのと同じくらい、徹底的にパーリ語の意味を理解する事ができるのであるならば、この人は、パーリ語で省察・思考す…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(16-3)(私家版)

比丘は、坐臥処に入る時、毎回、省察と思考をしなければならない; 袈裟は決意されなければならない。 そうでなければ、着用してはならない; 夜分薬は、特殊な状況下でのみ、飲用することができる; 夜分薬を飲用した後、省察と思考を実践しなければならな…