Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2022-03-30から1日間の記事一覧

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(4-53)(私家版)

2、無慙(ahirika) 無明または、痴が生起する時、(心は)必ず、無慙に至る。 羞恥心のないことを無慙といい、特徴は、身体による悪行を厭わない事、または言語による悪行を厭わない事。 たとえば、豚は、糞便、泥濘の中で、のた打ち回るのが好きであるが…

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(4-52)(私家版)

1、痴(moha) 特徴は、心の盲目または無知。 作用は、目標の真実性に対して、覆い隠すまたは、徹底的に知る事ができない事。 目的の真実性とは、無常・苦・無我である。 痴とは、無常・苦・無我の本質を覆い隠し、蓋をして、あなたの目をふさぐものである…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(16-32)(私家版)

医薬資具を受用する時、以下の様な方法でもって、省察・思考するべきである: ”私が、この医薬資具を受用するのは、ただ、身体の不具合と苦受を取り除く為、だけである。 以下の方法でもって、医薬資具を元素(界)として省察・思考する事: ”当該の医薬資具…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(16-31)(私家版)

僧人は、午後、食べ物を食べたり、飲み物を飲んだりしては、ならない。 如来は、僧衆に対して、口の渇きを解くためと、身体の不具合において、夜分薬、例えば八種飲(aṭṭhapanā)、油、酥(ghee)、蜂蜜と粗砂糖(jiggery)を受用してもよい、としている。 …